防炎とは何?
公開日: 2024.05.13
更新日: 2025.11.10
この記事でわかること
防炎とは?
「炎を防ぐ」は間違い?
防炎とは読んで字のごとく「炎を防ぐ」という訳ではありません。
防炎とは、「燃えにくい」性質のことであり、小さな火に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで、簡単には着火しない性質のことを言います。
消防庁による「防炎」の定義
繊維などの燃えやすい性質を改良して防炎の性能を与えると、小さな火源(マッチやライターなど)に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易には着火せず、着火しても自己消火性(小規模燃焼において(有炎、無炎を含む)燃焼が継続しない性質)により燃え広がらなくなる性質のことである。
※消防庁の出版「防炎の知識と実際《防炎普及用資料》」より転載。
にある様に、我々の扱っている膜材に引火した場合に、火元から離せば自己消化性により燃え広がりが無い事を言います。
「不燃」との法律上の違い
防炎は総務省消防庁の管轄であり**消防法**となりますので、建築基準法の不燃や難燃とは、厳密は別の話となります。
- 防炎 → 消防法(管轄:総務省消防庁)
- 不燃・難燃 → 建築基準法(管轄:国土交通省)
防炎品(防炎物品・防炎製品)とは
防炎を有した材料を防炎品として扱いシールやラベルを貼るには、日本防炎協会認定の業者とならなければいけません。
また防炎品には、消防法で規制されている「**防炎物品**」とそれ以外の「**防炎製品**」とがあります。
実際の燃焼比較動画
コチラにて実際に燃やして防炎の燃え広がらないについて検証した動画がありますので、ご参照ください。
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