ネット(網)のカタログ表記「440T/36」の意味とは?糸の太さを解説

倉庫内防球ネット(ゴルフボール)設置

公開日:2025年2月14日 / 更新日:2026年9月4日

ネット(網)のカタログ等に記載されている「440T/36」などの表記は、その網が「どれくらいの太さの糸を、何本撚り合わせて作られているか」を示しています。
結論から言うと、左側の数字が「1本あたりの糸の太さ(T=テックス)」を表し、右側の数字が「その糸を何本束ねているか(撚糸の本数)」を意味しています。現在主流となっている「T(テックス)」は長さに対する重さで太さを表す単位であり、用途に合わせた網を選ぶための重要な基準となります。ただし、これはあくまで「太さ」を表すものであり、素材自体の「強さ」を示す単位ではない点に注意が必要です。

熊谷 熊谷
お客さんからネット(網)の注文を受けてカタログを見ているんだけど、『440T/36』とか暗号みたいな数字が並んでいて、どれを選べばいいか迷っちゃうんだよね。この数字って一体何を表しているの?数字が大きいほど網が強くなるってこと?
川畑 川畑
なるほど・・・理解しました。パッと見だと暗号みたいで分かりづらいですよね!実はこれ、網を作っている『1本の糸の太さ』と『それを何本束ねているか』を表しているんです。しかも、太さの数字だからといって、必ずしも『強さ』とイコールになるわけではないんですよ!このカタログ表記の正しい見方と単位の秘密をご説明しますね!
この記事のポイント
  • カタログ表記『440T/36』の正しい読み解き方
  • 主流の単位「T(テックス)」と「D(デニール)」の違い
  • 「太さ=強さではない」というネット選びの落とし穴

カタログ表記『440T/36』の意味とは?糸の太さと本数の関係

ネット(網)のカタログを見ると、『440T/36』の様な表記をされていると思います。
これは「単糸で440Tの糸の太さ」のものを36本撚り合わせた商品という事になります。

設置環境や対象の鳥に応じた網目(目合)の選定基準については「防鳥ネットの失敗しない選び方!資材問屋が教える網目と防炎の基準」で詳しく解説しています。

網の単位「T(テックス)」と「D(デニール)」の違い

T=テックスと読みます。似たような単位でD=デニールというものもありますが、現在はT(テックス)が主流となっています。

違いは
T(テックス)=10,000mあたり1gになる糸をいいます
D(デニール)=9,000mあたり1gになる糸をいいます
T(テックス)の方が同じ1gになるのにm数が多くなるので細い事がわかりますね。

糸が編み上げられて原反ネットになる工程は「工場見学!ネット(網)製網編」を、指定サイズへの仕立て加工の様子は「工場見学!ネット(網)加工編」をご覧ください。

無結節・有結節やラッセル網など、編み方によるネットの種類と特徴の違いについては「ネット(網)の種類」で整理しています。

単線と撚糸の違いと、「太さ=強さではない」という注意点

単線ネットの糸は以前の豆知識である モノフィラメント糸 の様に単線で強い糸で作られたネット(網)となります。
反対に撚糸ネット(網)というのはより細い糸を撚って1本の太い糸にしたものをいいます。
気を付けなければいけないのが、あくまでも太さの単位であって強さの単位ではないという点です。 単線ネットの糸は「モノフィラメント糸とは?マルチフィラメントとの違い」で解説しているように、単線で強い糸で作られたネット(網)となります。
反対に撚糸ネット(網)というのはより細い糸を撚って1本の太い糸にしたものをいいます。
気を付けなければいけないのが、あくまでも太さの単位であって強さの単位ではないという点です。
糸の引張強力や破断強度に関する詳しい考え方は「【プロが解説】ミシン糸の引張強力と伸度の重要性。正しい糸の選定方法」を参考にしてください。

目立ちにくい単線ネットを採用した現場例は「防鳥単線ネット施工事例」を、強度のある撚線ネットを用いた防球フェンス施工例は「倉庫内防球ネット(ゴルフボール)設置事例」でご確認いただけます。

株式会社 星野商店

この記事の監修・執筆

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