【プロが解説】ミシン糸の引張強力と伸度の重要性。正しい糸の選定方法

公開日:2023年5月24日 / 更新日:2026年5月28日

糸の強さについてです。
「縫製中に糸がよく切れる」「生地が破れてしまう」「縫い縮み(シームパッカリング)が起きる」といったトラブルでお悩みではありませんか?
実はその原因、選んだミシン糸の「引張強力(強さ)」と「伸度(伸びやすさ)」が生地の特性と合っていないことかもしれません。
生地が破れる原因: 縫う生地に対して、ミシン糸の「強力」が強すぎる。
糸切れ・縫い縮みの原因: 糸の「伸度」が低すぎると糸切れに、高すぎると縫い縮みや目飛びに繋がる。
縫製トラブルを防ぐためには、この2つの指標を正しく理解しておくことが重要です。

熊谷 熊谷
すぐ糸が切れちゃうんだよね〜なんでだろ?
川畑 川畑
なるほど・・・理解しました。では分かり易くご説明いたしますね!
この記事のポイント
  • 「強力」と「伸度」の役割
  • 強すぎる糸は「生地の破損」を招く
  • 「伸び」のアンバランスが縫製バグを生む
引張強力・伸度とはミシン糸に長さ方向へ負荷を加えて、切断させるのに要する力を「強力」といいます。 その時の伸びの状態を「伸度」といいます。
強度、伸度については厚い生地を縫製するのに、必要以上に協力のミシン糸を用いると、縫製時に生地の破損を起こす場合があります。
伸度については、高すぎる場合にはシームパッカリング(縫製時にできる縫い縮み)、目飛びの原因となり、低すぎる場合には糸切れの原因となりやすいです。
通常では、単に強力、伸度という場合には「引張強力、引張伸度」をさすが、その他として「引掛強力、引掛伸度」、「結節強力、結節伸度」というものもあります。
縫製品の用途等を考慮して、ミシン糸の選定を行う必要があります。弊社扱いの糸のポリエステル糸やビニロン糸であれば特に問題ないかと思いますが、選定に迷いましたらご相談ください。
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