トラックシートがゴワゴワな理由とは?エステル帆布の風合いを解説

公開日:2023年10月6日 / 更新日:2026年6月23日
トラックシート(エステル帆布)の表面がゴワゴワと少し荒い手触りになっているのは、かつて主流だった「綿帆布(コットン)」の風合いを意図的に再現しているためです。
一見するとツルツルした平らなシートの方が良さそうに思えますが、実は表面に細かな凹凸(ゴワゴワ)があることでトラック本体との摩擦が減り、引っ掛かりにくく扱いやすくなるという実用的なメリットがあります。この記事では、風合いの変化に関わる環境問題(CO2削減)の背景や、雪国向けにあえて表面をツルツルに潰した「ターポセット」という特殊な加工について詳しく解説しています。
お客さんから『新しく買ったトラックシートの表面が、なんだかゴワゴワして少し荒い手触りなんだけど、これってツルツルな平らなシートの方が雨も弾いて良いんじゃないの?』って聞かれたんだけど、どうしてこういう質感になっているの?
なるほど・・・理解しました。確かに一見するとツルツルの方が良さそうに思えますよね!でもあのゴワゴワした質感は不良品ではなく、かつてトラックシートとして使われていた『綿(コットン)』の風合いを意図的に再現したものなんです。しかも、あの質感だからこその『意外なメリット』もあるんですよ!エステル帆布の歴史と風合いの秘密をご説明しますね!
この記事のポイント
- 歴史が作り出した「コットンライク」な質感
- CO2削減!環境への配慮で変わった現在の仕上げ方法
- 雪国で活躍するツルツル加工「ターポセット」の存在
トラックシート(エステル帆布)がゴワゴワしている理由と歴史
トラックシートによく使用されているエステル帆布は、もともとは綿帆布を使用していたという歴史があり、より防水性や耐久性を求められてエステル帆布へ移行しました。ですので、cotton like (綿に似ている)という風合いを目指して製作されておりますので今の様な表面がゴワゴワした仕上りになっております。
環境への配慮(CO2削減)で変わった、現在の仕上げ方法
一昔前(2000年代)だと熱風で生地を仕上げていた為に、今より樹脂が毛羽だってふわっとしていましたがCO2排出量等の問題で環境に良くない為に熱ローラーでの仕上げに代わり、今の仕上がりとなりました。ツルツルにする加工「ターポセット」と、ゴワゴワの意外なメリット
また仕上がったシートの表面凹凸を1度ローラーにて潰して、少しターポリンの様に仕上げているものを「ターポセット」と呼びます。主に積雪エリアにて、滑雪性が高くなると好まれます。
ゴワゴワした仕上りが、フラットよりも引っ掛かりが少なく、トラック本体との摩擦力を減らして扱いが良くなるという話も聞きます。
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