カレンダー加工とは?ビニールシートを薄く均一に伸ばす仕組みを解説

カレンダー加工

公開日:2023年10月3日 / 更新日:2026年6月23日

「カレンダー加工(Calendering)」とは、軟質塩化ビニール(塩ビ)の塊に高温・高圧のローラーで強い圧力をかけ、均一な薄さのシート状に圧延(プレス)して引き伸ばす製造技術のことです。
原料の供給から、厚みの調整、加熱圧延、冷却、そして指定サイズへの裁断という一連のステップを経て、正確な厚みのフイルムへと仕上げられます。この加工技術は、工場や店舗の間仕切りに使われる透明ビニールシートをはじめ、ターポリンやテント生地のラミネート用フイルムなど、産業用の様々な繊維資材のベースとなるシート製造において無くてはならない重要な工程となっています。

熊谷 熊谷
うちで扱っている透明ビニールやテント用のフィルムって、どれも綺麗な均一の薄さだけど、元々の硬い塩ビの塊からどうやってあの薄いシート状に加工しているの?ただ引っ張るだけじゃ破れちゃいそうだよね。
川畑 川畑
なるほど・・・理解しました。ただ引っ張るのではなく、高温と高圧のローラーを使ってじっくり押し潰しながら薄く延ばしていく『カレンダー加工(Calendering)』という技術が使われているんです!実はこれ、みなさんもよく知っている『あの料理』の作り方にそっくりなんですよ。シートが綺麗に形作られる仕組みを分かりやすくご説明しますね!
この記事のポイント
  • 高温高圧のローラーで塩ビを薄く伸ばす「カレンダー加工」の仕組み
  • 材料の供給から裁断まで、シートができる5つの製造工程
  • うどんやパスタ作りにそっくり!身近な例えでイメージできる親しみやすさ

カレンダー加工とは?高温高圧ローラーで塩ビを薄く伸ばす技術

軟質塩ビのフイルム製造工程の1つに『カレンダー加工(Calendering)』というものがあります。
軟質塩ビの塊を薄いシート状に加工するために、高温で高圧なローラーを使用して材料を圧延し、薄く延ばしていく方法です。

原料からシートへ!カレンダー加工の5つの製造ステップ

①材料供給: 原料をカレンダー加工機に供給します。
②前処理: 材料をローラーで前処理し、均一な厚みと幅になるように調整します。
③圧延: ローラーによる圧力で材料が圧延され、薄く延長されます。この段階で必要な材料の厚みと形状にします。
④冷却: 圧延された材料は冷却ローラーに通過し、固化と冷却が行われます。
⑤裁断: 冷却されたシートは必要なサイズに裁断します。

うどんやパスタと同じ?身近な例えで分かる製造イメージ

イメージとしてはうどんを綿棒で伸ばして仕上げたり、パスタマシーンに、こねこねした小麦のかたまりを入れて、生地を均一の厚みにして伸ばしていき、好きな巾にカットする様な感じです。
この工程により、いわゆる透明ビニールターポリンテントのラミネートに使用するフイルムが製造されます。
株式会社 星野商店

この記事の監修・執筆

株式会社 星野商店

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