【温度測定でガチ検証】遮熱シートって本当に効果あるの?
テント倉庫はもちろん工場や倉庫内での職場環境や製品などの品質保護にもつながるので本当に効果があるのか検証してみました。
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クールフェイス
実験内容及び結果は当社調べとなります。
天井と側面に遮熱膜を全面施工した倉庫は、他の3つのパターンと比較して、最も安定して倉庫内の温度上昇を抑制する効果があり、その優位性は明確に認められました。
各パターンの効果
「天井のみ」の施工は、全面施工とほぼ同等の非常に高い温度抑制効果を示しました。
「側面のみ」の施工は、「なし」と比較してわずかな効果しか見られず、限定的でした。
効果の序列: 温度抑制効果の大きさは、「全面」≧「天井のみ」>>「側面のみ」> なし」の順であると結論付けられます。
今回の実験を「夜間の温度降下の比較(放熱のしにくさ)」という別の視点からも見てみます。
夜間にどれだけ温度が下がったか(放熱したか)を比較すると、保温効果がよくわかります。グラフには出ていませんが、夜20:00から翌朝5:00までの7時間の温度降下幅を比較します。
8/26夜 → 8/27朝
全面は29.7℃→27.0℃ 差-2.7℃
天井のみ 29.1℃→26.9℃ 差-2.2℃
側面のみ 29.1℃→26.4℃ 差-2.7℃
なし 29.4℃→26.3℃ 差-3.1℃
「なし」の倉庫が最も大きく温度が下がっています。これは、日中に蓄えた熱が夜間に最も効率よく外部へ放出(放射冷却)されていることを意味します。
一方で、「全面」および「天井のみ」の倉庫は、温度の降下幅が最も小さくなっています。これは、遮熱膜が内部の熱(地面や壁からの放射熱)を倉庫内に反射し、熱が外部へ逃げるのを防いでいるためです。 この「熱の逃げにくさ」こそが「保温効果」です。
本来であれば、全面と天井は同等の温度であって欲しいのですが、今回は少し差が出ています。しかし夏場のピーク温度への対策という点、冬場の一番冷えるであろう夜間~早朝にかけての温度程度への対策という点において効果があると考えられます。
株式会社星野商店自社調べによる見解となります。



テント倉庫「建築基準法 国土交通省告示 第667号」(抜粋)



