テント生地とターポリンの違いは?プロが教える強度と耐候性の差

テント生地とターポリンの違いについて

公開日:2023年12月22日 / 更新日:2026年5月28日

テント生地とターポリンの違いについてです。

Q. テント生地とターポリンの最大の違いは何ですか?
A. 最大の違いは「屋外での耐候性(寿命)」と「生地の強度」です。

テント生地: 強度の高い糸を使用し、紫外線吸収剤やフッ素防汚処理などの特殊加工が施されているため、屋外での長期使用に最適です。
ターポリン: 基本的な構造は同じですが、特殊加工がない分コストが安く、表面にインクが乗るため印刷などの多目的用途に向いていますが、屋外での耐候性はテント生地に劣ります。

熊谷 熊谷
いまいち違いがわからない・・・困った・・・
川畑 川畑
なるほど・・・理解しました。では分かり易くご紹介いたしますね!
この記事のポイント
  • この業界のテントとは
  • この業界のターポリンとは
  • テントとターポリンの違い

この業界の呼び方

ここでのテントは塩ビタイプ、ターポリンは業界的に1類ターポリン、2類ターポリン、白防炎と呼ばれる様なものを指します。
単純にテント生地は耐候性、防汚性、強度も優れています。ターポリンはどれもテントと比較すると、あまり良くないです。
ですが、作り方はどちらもフィラメント糸で織ったキバタへフイルムのラミネート加工で生産されています。
どこでその差が生まれるかというと、まず糸の強度が違います。その上でその糸で織る生機の密度も違います。
またラミネートするフイルムもテントに使用される塩ビと、ターポリンに使用される塩ビでは塩ビの質が違います。

耐候性や特性について

塩ビ樹脂そのものはある程度の耐候性がありますので、いいものを使うことでより耐候性が出ます。
それに加えて、紫外線吸収剤という紫外線に強くなる薬品をいれてより耐候性を上げています。
表面にフッ素防汚処理をする事で、フッ素も耐候性がありますので防汚性と耐候性をさらに上げています。
また表面に艶感を出したり、ローラーでシボ(細かい凹凸)をつくる事で綿に似せる(cotton like)な仕上げにし意匠性を高めています。
反対にターポリンは特に処理をしていないので、印刷等の処理ができ、雑貨用途して多目的に使用できます。但し、耐候性が低いので屋外用途には適していません。
この様に構造としては同じですが、用途に特化する為に素材や仕上げ方の違いで、コストや性能に大きく差が生まれます。
株式会社 星野商店

この記事の監修・執筆

株式会社 星野商店

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