テント生地の強度とは?抗張力・引裂強力・伸度の違いと正しい見方

公開日:2023年5月25日 / 更新日:2026年6月8日
テント生地のカタログ等に記載されている「強度」は、主に生地の耐久性を示す以下の3つの重要な指標で評価されます。
- ・抗張力(引張強度): 生地が「引っ張られた時」に、断裂するまでにどれだけの力に耐えられるか(引っ張りに対する強さ)を示します。
- ・引裂強力(引き裂き強度): 生地が引っ張られた際に、生地の内部で「裂ける(破れる)現象」に対してどれだけ抵抗できるかを示します。通常、タテ方向とヨコ方向の強度が測定されます。
- ・伸度(伸び率): 生地が断裂するまでに、元の長さに対して何パーセント伸びたかを示します。(例:同じ強度でも、数値が高いほどよく伸びる柔軟な生地と言えます)
お客さんから『とにかく丈夫で破れにくいテント生地にして!』って言われてカタログを見せるんだけど、『抗張力』とか『引裂強力』とか似たような言葉があって、どっちの数字を見ればいいのか迷われちゃうんだよね。
なるほど・・・理解しました。確かにパッと見だと違いが分かりづらいですよね!実は『引っ張る力に耐える強さ』と『生地が裂けるのを食い止める強さ』で、全く別の指標になっているんです。さらに、どれくらい生地が伸びるかという『伸度』も重要なポイントです。専門家のプロとして、カタログの数値から生地の強さを読み解くコツをご説明しますね!
この記事のポイント
- 「引っ張りに耐える力(抗張力)」と「裂けにくさ(引裂強力)」
- 「伸度(伸びやすさ)」
- データでの比較
抗張力(引張強度)とは
抗張力(引張強度)は、生地や材料が引っ張られたときにどれだけの力を耐えることができるかを示す指標です。引張テスト機を使用して、テント生地を均一に引っ張りながら力をかけ、断裂するまでの最大応力を測定します。このテストによって、テント生地がどれだけの力に耐えられるかが評価されます。
引裂強力(引き裂き強度)とは
引裂強力(引き裂き強度)は、テント生地が引っ張られた際に生地内部で裂ける抵抗力を示す指標です。テント生地を引っ張り、生地が裂けるまでの最大応力を測定します。一般的には、生地の引裂き方向に応じて縦方向と横方向の引裂強度が測定されます。
伸度とは
伸度はパーセンテージで表され、テント生地が引っ張られたときに元の長さに対してどれだけ伸びるかを示します。またこの数値は抗張力(引張強度)の試験時にどれだけ伸びたかによって決められます。
数値
例としてテイジンテントのニューパスティとストライクの数値を見てみます。
抗張力の数値を見るとニューパスティよりストライクの方が、水平方向への力に対して高い事がわかります。
またその時にテトロンは25%ほど伸びて断裂するのにたいして、ストライクは4%程度伸びた所で断裂します。
これにより、テトロンはストライクより伸びやすい生地という事もわかります。
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