防音シートの表の見方とは?HzとdBから読み解く得意な音・苦手な音

公開日:2023年8月2日 / 更新日:2026年6月23日
防音シートの性能を示す「音響透過損失」のデータにおいて、最も注目すべきは「Hz(ヘルツ:音の高さ)」による防音効果の違いです。
軟質塩ビ製の防音シートが持つ特性と、騒音対策のポイントは以下の通りです。
- ・高音域の遮断が得意: 一般的に、防音シートは機械の甲高い金属音のような「高音(Hzが高い音)」に対して、より大きな防音効果(音の減衰)を発揮する性質があります。
- ・低音域は少し苦手: 逆に、重機などの地響きのような「低音(Hzが低い音)」はエネルギーの波長が長いため、シートを通り抜けやすい(防音しにくい)傾向があります。
- ・「一部の音」を削るだけでも効果大: 現場の騒音は、様々な高さの音が不快に混ざり合って発生しています。完全に無音にできなくても、シートが得意な「高音域」を重点的にカットするだけで、耳障りなうるささは大きく軽減されます。
お客さんに防音シートのカタログを見せたら、『HzとかdBとか数字がいっぱい並んでる表があって、結局どれくらい防音が効くのかサッパリ分からない!』って言われちゃったんだよね。あの表ってどう見ればいいのかな?
なるほど・・・理解しました。あの数字の羅列、一見すると暗号みたいで難しそうですよね!でも実はあの表、『このシートはこういう音が特にお得意ですよ!』という自己アピールをしてくれているんです。専門家のプロとして、難解なHzとdBの関係を紐解き、防音シートが特に効果を発揮する『音の種類』について分かりやすくご説明しますね!
この記事のポイント
- 「Hz」と「dB」の実用的な意味
- 「高音域に強い」という特性
- 実体験に基づいたアプローチ
音響透過損失とは2
音響透過損失について1の続きです。音響透過損失とは何かとわかったら次は表の見方となります。
Hz(ヘルツ)は、国際単位系における周波数の単位です。1Hzは「1秒間に1回の周波数」と定義されます。
この数値が高いほど高音になると考えて下さい。
dB(デシベル)とは、騒音をはじめとする音の大きさ(音圧)の単位です。こちらは大きいほどうるさいと感じます。
電気信号等にも使用されますが、防音シートの表の見方なので関係ないと思ってください。
防音シート『サウンドシャッター』
もの凄く単純に考える話になりますが、防音シート『サウンドシャッター』の表を見てみると、KN800 200Hzの低音は-8.6dB、2,500Hzの高音は-18.9dB
KN3000 200Hzの低音は-15.4dB、2,500Hzの高音は-29.9dB
上記の数値で音響透過損失が起きます。
比較的、高音域の方がシートを使用しての防音効果は高いという事が見て取れます。

防音シート選びの基準!音響透過損失が高い・低いの違いをプロが解説



