遮光生地について

機能性で「遮光性」をうたっている生地についてです。
弊社の扱っている生地の機能性の「遮光性」については、印刷したりカッティングシートを貼り付けたときに裏映りしにくいという認識でお願いいたします。
遮光率99.9995%と記載があると漆黒の遮光性がある様に感じるかもしれません。
明るさの単位にルクスというものがあります。
昼間の太陽光で約100,000ルクスの明るさといわれています。
この光を遮光率99.9995%の生地へ透過すると、単純計算ですが5ルクスは光が通り抜けるという事になります。
この数値的には「市民薄明(しみんはくめい)」と言いものの形が薄っすらとわかり、灯火なしで屋外の活動ができるギリギリの明るさになります。
日の出前30分、日没後30分程度の明るさです。
「遮光」というワードのイメージから、この生地で真っ暗になると考えてしまうと、かなり明るく感じます。

本当に真っ暗にしたい遮光性を求めての現場なのか、デザインや意匠性を求めての遮光性なのかの打合せが必要となります。
本当に真っ暗にしたい遮光性を求めるのであれば、黒い生地を2重、3重に張りこみ、隙間からの光の侵入を完全に遮断する事が必要となります
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