塩ビがベタベタする

ビニールカーテンのベタつきと交換時期について

ビニールカーテンやカバーを長期間使用していると、表面にベタつきが出てくることがあります。これは製品の劣化サインであり、使用を続けると破れや破損の原因となります。原因と適切な交換時期を知り、安全に使用しましょう。

原因は柔軟成分の「可塑剤」

このベタつきの原因は、軟質塩化ビニール(軟質塩ビ)に配合されている可塑剤という成分です。可塑剤は柔軟剤のような役割を果たし、ビニールに柔らかさとしなやかさを与えています。

この可塑剤が表面にブリードアウト(抜け出る)することで、表面が油分のようにベタベタになってしまいます。さらに、可塑剤という柔軟剤が抜け出るので、ビニールの柔軟性が無くなり、生地がパリパリにもなってきます。

この現象は、紫外線高温、特定の薬品などにより促進されてしまいます。

ベタつきとパリパリ化は交換のサイン

  • 生地がベタベタパリパリの状態になってしまったら、それは生地の寿命が来ているサインです。

    ベタつきやひび割れが起きているビニールカーテンの拡大写真

    この状態の生地は、ちょっとした衝撃や風圧で破れやすくなり、機能(間仕切り、防塵など)を維持できなくなってしまいます。

事故やトラブルを未然に防ぐため、ベタつきやパリパリ化のサインが出たら、すぐに交換することをおススメします。

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