なぜ虫が来ない?防虫シートの仕組み(紫外線カット)と色の選び方

公開日:2023年3月31日 / 更新日:2026年9月4日
オレンジや黄色の「防虫ビニール(シート)」は、殺虫剤などの特別な薬品を使用せず、飛翔性昆虫の「光(紫外線)に集まる性質」を逆手にとって飛来を防ぐ安全な対策です。
その具体的な防虫の仕組みと、効果を高めるポイントは以下の通りです。
- ・防虫のメカニズム: 虫が反応しやすい300~400nm付近の「紫外線」をカットすることで、虫の目にはシートの向こう側が「真っ暗な空間」に見えるようになり、虫を寄せ付けません。
- ・LED照明との相乗効果: 元々発生する紫外線量が少ないLED照明と、この防虫シートを組み合わせることで、より一層高い虫よけ効果を発揮します。
- ・色と視認性のバランス: 濃いグリーンなど色が濃いほど防虫効果は高まりますが、外からの視認性(見通し)は低下します。現場の安全管理や作業状況に合わせて色を選ぶことが重要です。
お客さんから『食品工場だから薬品を使わずに虫よけ対策をしたいんだけど…』って相談されたんだけど、オレンジや黄色の防虫ビニールって、どうして虫が来なくなるの?なにか殺虫成分が練り込まれているわけじゃないんだよね?
なるほど・・・理解しました。実は特別な薬品は一切使っていないんです。虫が光(紫外線)に向かって飛んでいく性質を利用して、その紫外線の波長だけをカットすることで、虫の目には『真っ暗な壁』に見えさせているんですよ。専門家のプロとして、この安全で不思議な防虫の仕組みと、現場に合わせた正しい選び方をご説明しますね!
この記事のポイント
- 安全な虫よけ対策
- 虫の目の錯覚
- 色が濃いほど防虫効果は高いが、見通しが悪くなる/li>
防虫効果とは
視認性のある透明ビニールでの防虫効果についてです。オレンジや黄色のビニールを防虫と呼びますが、特別な薬品が入っているという訳ではありません。
何故薬品が入ってないのに、防虫かと言うと虫の性質を利用した防虫対策という事なります。
まず、対策したいとされるであろう飛翔性昆虫は光に向かう性質を持ちます。光・紫外線に集まりやすい走行性(正の走光性)という性質といいます。
防虫機能はその紫外線の波長をカットし(人の目に見えない不可視光線である紫外線の特に300~400nm付近の波長)虫の目には真っ暗に見える様にする事で虫を呼び寄せにくくする効果です。
光を遮るだけでなく、シートに接触した虫を忌避・ノックダウンさせる最新の新防虫機能については「止まった虫も撃退!新防虫ビニールの忌避・ノックダウン効果とは」で詳しく解説しています。
さらにLEDの照明は紫外線量が非常に少ないので、組み合わせでより一層効果を高めます。出入口での防虫対策の全体設計やシートの選び分け基準は「工場・倉庫の防虫シート対策!虫を寄せ付けない仕組みと正しい選び方」を参考にしてください。防虫オプトロンを用いた実際の開口部施工事例は「のれんカーテン オプトロン施工事例」でご確認いただけます。
濃いグリーンの方がより効果が高いとされていますが、外からの視認性が落ちるデメリットもあります。現場状況や外からの安全管理の必要性に応じて、生地の選定が必要となります。防虫生地はこちら
開口部の通行性を保ちつつ虫の侵入を防ぐのれん仕様の選定基準は「のれんカーテンとは?ビニールカーテンとの違いや極厚シートの選び方を資材問屋が解説」をご覧ください。防虫オレンジ生地を使用したカーテンの取付実例は「防虫カーテン新設工事事例」で紹介しています。
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