現場の騒音対策に!防音シートが特別な理由と厚みによる効果の違い

公開日:2024年4月11日 / 更新日:2026年6月9日
防音シートが一般的なシート(ターポリン生地など)と異なる最大の理由は、素材そのものの特殊な加工ではなく、「仮設工業会が定めた厳しい防音基準のテストをクリアしているか」という認定の有無にあります。
結論として、一定の周波数(500Hzや1000Hzなど)の音を規定値以上遮断できる「音響透過損失性能」と、現場で必須となる「防炎性能」の両方を兼ね備え、試験で効果が証明された生地だけが「防音シート」として扱われます。つまり、「国が定めたテスト(JIS規格)に合格した、分厚くて丈夫なターポリン」が防音シートの正体です。
お客さんから『解体工事の現場に防音シートを張りたいんだけど、これって普通のシートと違って、中に音を吸収する特別なスポンジや特殊な加工でも入っているの?』って聞かれたんだけど、実際どうなの?
なるほど・・・理解しました。実はそれ、よくある勘違いなんです!素材自体は一般的な『ターポリン生地』と大きく変わらないんですよ。防音シートが特別と呼ばれる最大の理由は、ズバリ『仮設工業会の厳しい防音テストをクリアしている(お墨付きがある)』という点なんです。その明確な認定基準と、現場で防音効果を最大化するコツをご説明しますね!
この記事のポイント
- 素材ではなく「認定基準」が特別の証
- 最大の防音対策は「隙間なく全面を囲うこと」
- 厚みと性能の関係、そして正しい選び方
防音シートは何が特別?普通のターポリン生地との決定的な違い
防音シートが特別な加工をされているかと聞かれると、一般的なターポリン生地と厚みや強度を除いて大きな違いはありません。大きく違う点としては、仮設工業会の基準を元にこの生地は防音の効果があります。という担保があるかどうかという点です。
防音シートの認定基準として『音圧法の試験方法は,JIS A 1416「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」による測定に準じる。音響インテンシティ法の試験方法は,JIS A 1441-1「音響-音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法-第1部:実験室における測定」に準じる。』(仮設協会の防音基準より引用)とあります。
その試験結果として500Hz時に8.0dB以上、1000Hz時に11.0dB以上の音響透過損失性能を有するもので、防炎性能があるシートであれば「素材」としての防音シートとなります。
大きな音が出やすい解体工事等を行う場合に使用されるシートなので、他にも仮設工業会の基準もありますが、これはあくまでも仮設時のシート加工や取付方法についてとなります。
現場で効果を最大化する!正しい防音対策のコツは「隙間ゼロ」
一般的なシートによる防音対策としてはざっくりと出来るだけ隙間なく、全面を囲って音が漏れなくなる様にしましょう。となります。その上で前述の仮設工業会が認めた防音性能を有したシートを使用したら、お客様へより安心していただけると思います。
厚みと防音効果の関係。認定データがあるシートの選び方
下記グラフは1.0㎜以下の防音シートの音響透過一覧のデータですが、どれも基準値を満たしており効果があると考えられます。より厚みがあるシートの方が高い効果は期待できますが、弊社で扱っている「防音」をうたう商品としてはサウンドシャッターKN3000が最も厚い2.0㎜となります。
もっと厚みがある商品も存在はしておりますが、「防音」の試験を行っていないや「防炎」がない等、もともとの用途として「防音」を想定していないものとなります。

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