熱板溶着とは?高周波ウェルダーとの違いや適した生地をプロが解説
公開日:2022年3月22日 / 更新日:2026年5月28日
「熱板溶着(ねつばんようちゃく)」とは、生地の外部から直接熱を加えて溶解させ、ローラーで圧着する加工方法です。
内側から発熱させる高周波ウェルダーでは溶着が難しい生地や、スパークのリスクがある加工において非常に有効な手段となります。
得意な生地: ポリエチレンやフッ素樹脂(テフロン)など、誘電率が低い素材の溶着に最適です。
スパークのリスクなし: 電気を流さずに熱を加えるため、導電性の高いカーボンプリント生地や、鉛筆の印・汚れがある修理品でも安全に加工できます。
高い強度と美しい仕上がり: 熱板での加熱直後に冷却板で冷やすため、生地の収縮(縮み)を抑え、高い強度で美しく仕上げることが可能です。
- 高周波ウェルダーの「弱点」を補完できる
- 「電気が流れないこと」が最大の防御になる
- 工程のショートカット(効率化)が可能になる
※近年はハイブリットウェルダー等の登場により可能な場合もあります。
そういった生地に対して外部から熱を加えて、溶解温度以上にすることにより溶着することが出来ます。
熱板がおりてきて、ローラーで生地を送る、熱板の先に冷却板があって即時に冷却をすることにより、収縮を少なくかつ強度を高く仕上げることが出来ます。
※熱板がダイレクトではなく、テフロンテープ越しに熱を加えて溶着します。ローラーは生地をおさえてるだけです。
高周波ウェルダーでは電気を流すことによって熱を発生させていたましたが、この仕組みだと電気は流れないので表面に炭素印刷のしてある導電性の高い生地を溶着するときにそのまま繋げることができます。
またシート加工時に印をつける場合に鉛筆を使用してしまったり、修理品で汚れがあるとそれと反応する事でスパークして、状態をより悪化させてしまうリスクがなくなります。
またカーテン加工時の裾チェーンを入れる場合に、今までは防水性を気にする場合は、ウェルダーにて紐を通して袋加工を行い、後からチェーンを引っ張り込むという工程をする場合がほとんどだったと思います。
こういった場合も電気が流れないのでダイレクトにチェーンを入れながらと加工を進めることがより安全に行うことができます。
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