採寸の要点:W・H・Dの正確な把握
間仕切りの成功は、正確な寸法から始まります。特に開口幅(W)と高さ(H)は、カーテンの仕上がりと機能性に直結するため、複数箇所での測定が推奨されます。
工場や倉庫に間仕切カーテン・ブースを設置する際、まず理解しておきたいのが「正確な寸法取り」です。採寸の基礎を知っておくことで、最寄りの縫製・施工業者様への相談や打合せがスムーズになります。ここでは、星野商店が扱う各種間仕切り材をもとに、採寸の考え方と、業者様へ相談する際のポイントを紹介します。
採寸の第一歩は、「どこからどこまで」を正確に測ることです。まずは基本となる3つの寸法を確認しましょう。
間仕切りの成功は、正確な寸法から始まります。特に開口幅(W)と高さ(H)は、カーテンの仕上がりと機能性に直結するため、複数箇所での測定が推奨されます。
特に高さについては、床や天井に多少の勾配・歪みがある場合が多いため、両端部と中間の複数箇所を測り、必要な有効高を取るにラインを探すことをおすすめします。現場の図面がある場合は、ここは高さを取れるが、ここは障害物で低くなるというポイントをマーカーで囲み、業者様に共有しておくと打合せがスムーズです。
間仕切カーテンはその種類によって特徴や注意点が変わります。目的に合わせて最適なタイプを選びましょう。
オプションが豊富で、マジックテープやマグネット、重りなどで気密性を自由に高められます。
多機能ですが、本当に必要な機能は何かを考えて選ぶことがコストを抑えるポイントです。
カーテンの先端にポールを入れることで開閉がスムーズに。マグネットと組み合わせれば、高い気密性を保てます。
床や天井が傾斜している場合、ポールの長さをそれぞれ調整する必要があります。
開け閉めの必要がなく、人やフォークリフトが頻繁に出入りする場所に最適です。
パッケージシートが重なり合うため重量があります。下地の強度などを考慮する必要があります。
フレームとビニールで構成されたパネルをスライドさせるため、軽い力でスムーズに開閉できます。
開いたドアを収納するスペース(戸袋)が必要になるため、設置には広い開口幅が求められます。
正確な採寸のためには、設置場所以外の環境も重要です。以下の点を確認しておきましょう。
両端と中間点の高さをそれぞれ測定し、基準となる高さを考えます。
レールを吊るす位置の強度や、H鋼・Cチャンなどの材質を確認します。
カーテンの開閉時や、ブースの内側に干渉しないかを確認します。
台車やフォークリフトが通る場合は、十分な開口位置と幅を調整します。
採寸後は、以下の内容を整理しておくと、縫製・施工業者様との打合せがスムーズです。
正確な情報共有は、無駄なやり取りを減らし、スムーズなプロジェクト進行に不可欠です。採寸シートや現場写真などを活用し、視覚的な情報も加えることで、より具体的な相談が可能になります。
設備機器や梁などが干渉する場合は、現場での判断が必要になります。
星野商店では、間仕切用の各種生地やレール部材を取り揃えておりますが、取付作業そのものは原則として行っておりません。
そのため、実際の施工や細部のおさまりについては、最寄りの縫製・施工業者様へご相談ください。本ページの内容をあらかじめ確認しておくことで、業者様との打合せがスムーズに進み、より正確な見積・施工が行えます。
星野商店では、各種間仕切り材・レール・シート生地を業者様向けに供給しています。
素材の特性や部材仕様に関するご質問があれば、お気軽にご相談ください。