スパッタシートのA種・B種・C種とは?JIS A 1323の違いと選び方
公開日:2022年11月28日 / 更新日:2026年6月23日
溶接・溶断の火花よけに使う「スパッタシート」は、JIS A 1323の試験でA種(鋼板9.0mm)・B種(4.5mm)・C種(3.2mm)の3区分に分かれ、数値が大きいほど厳しい火花に耐えます。
この規格は、膜構造建築物の膜材(A種・B種…)とは全く別の基準である点に注意が必要です。
スパッタシートのJIS規格 [A 1323] とは
A種|最も火花に強い(鋼板9.0mm)
厚さ9.0mmの火花発生用鋼板を溶断するとき、発生する火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
B種|中間(鋼板4.5mm)
厚さ4.5mmの火花発生用鋼板を溶断するとき、発生する火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
C種|標準(鋼板3.2mm)
厚さ3.2mmの火花発生用鋼板を溶断するとき、発生する火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
試験により上記の様にA種、B種、C種の認定を受ける事ができます。
膜構造建築物の膜材料 (別規格)
ここで1つ間違えてしまう事があります。
膜構造建築物に使用可能な膜材料も、基布、コーティング材、用途でA種、B種、C種、テント倉庫用の4種に大別されます。
A種
B種
(ガラス繊維で不燃材料という性能となっておりますので、不燃だからといっても火花に対する試験のB種を取得したわけではありません。)
C種
テント倉庫用
特にB種はガラス繊維で不燃材料という性能となっておりますので、不燃だからといっても火花に対する試験のB種を取得したわけではありません。
スパッタシート (JIS A 1323 A種・B種)
膜構造建築物 (ドーム、大型倉庫等) には使用できません。
(建築基準を満たしていないため)
膜構造用膜材料 (A種・B種など)
火花よけ (「スパッタシート」) 用途としては不適切です。
(火花への耐性試験 (JIS A 1323) を満たしていないため)
また逆に「スパッタシート」がA種、B種と表記されているからといってドームの膜材や大型の倉庫に使用できる様な建築の基準を満たしておりませんので、使用できません。
関連情報
日本膜構造協会様のHPより、膜構造建築物に使用可能な膜材料は確認出来ますので弊社HPと合わせてご使用下さい。
日本膜構造協会HPで確認する
ミシン糸:スパン糸とフィラメント糸の簡単な特徴について



