RoHS2指令と軟質塩ビの関係とは?フタル酸(可塑剤)の制限を解説

公開日:2023年4月25日 / 更新日:2026年6月23日
RoHS2指令において、軟質塩ビ(PVC)製品が制限対象として特に注意喚起される最大の理由は、新たに追加された4種類の制限物質が「可塑剤」として広く使われているためです。
- ・追加された制限物質: フタル酸ジブチル(DBP)などの「フタル酸エステル類」と呼ばれる4種類の物質です。
- ・軟質塩ビとの関係: これらの物質は、硬い塩ビを柔らかいシート状などに加工するための「可塑剤(柔軟剤)」として多用されています。
- ・必要な対策: 製品が制限対象となる場合は、これらのフタル酸エステルを含まない「RoHS2適合(対応)生地」を選定する必要があります。
最近お客さんから『この透明ビニールやテント生地、RoHS2(ローズツー)指令に対応してますか?』って聞かれることが増えましたよね。RoHS自体は昔からあるのに、なんで今さら『軟質塩ビ』が注目されてるんですか?
なるほど・・・理解しました。実はRoHSが『RoHS2』にアップデートされた時に追加された4つの制限物質が、軟質塩ビにとって超・重要なんだよ。では分かり易くご説明いたしますね!
この記事のポイント
- RoHSとRoHS2の違いを明確化
- 「追加された4物質=可塑剤」
- 具体的な生地(適合品)
いつRoHS2指令変わったの?
RoHS2指令はRoHS指令の改正版であり、2011年にEUで制定されました。RoHS指令で制限された6種類の物質に加え、4種類の物質を新たに制限しています。
RoHS指令?
RoHS指令で制限されている6種類の物質は以下のとおりです。鉛(Pb)
水銀(Hg)
カドミウム(Cd)
六価クロム(Cr6+)
ポリ臭化ビフェニル(PBB)
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
RoHS2指令何が追加された?
RoHS2指令で追加制限された物質は4種類は下記となります。フタル酸ジブチル(DBP)
フタル酸ジイソブチル(DIBP)
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHPまたはDOP)
フタル酸ビス(4-メチル-2-ペンチル)(BBP)
RoHS2指令ではフタル酸エステルと呼ばれる物質が制限対象となっています。
これらは軟質塩ビの可塑剤(柔軟剤)として使用されている事が多いので、それにより対象となる可能性があります。
RoHS2指令対応の膜材もありますので、お客様より求められた場合には気を付けなければいけません。
メッシュ生地とネット(網)間仕切りの違いとは?工場・倉庫の換気と防虫対策



