ターポリンの1類と2類
ターポリンの1類・2類、
その違いとJIS規格
建築現場で使われるターポリンシート。「1類」「2類」という区分は何を意味するのか?その由来となったJIS規格の内容と、現場での使い分けについて解説します。
ターポリンの1類と2類の違いについてです。
単純明快な回答だと、1類が分厚くて強いです。2類が薄くて軽いです。どちらかといえば2類の方が汎用性高いです。
ですので薄くても強度がないわけではないので一般的によく出るのは2類になります。
そもそも1類、2類という呼び方は何処からきているのでしょうか?
「JIS A 8952-1995」の建築工事用シートについて記載された文章からきています。
JIS規格におけるシートの種類
- 1類 : シートだけで落下物による危害防止に使用されるもの。
- 2類 : シートと金網を併用し、落下物による危害防止に使用されるもの。
補足情報:メッシュシートと金網の定義
- メッシュシートは,網目の寸法が12mm以下のものをいう。
- 金網は、JIS G 3554に規定する金網で,網目呼称が13mm以下,線径0.9mm以上のもの又はこれと同等以上の性能をもつ金網をいう。
色々と明記されていますが、指示の仕様にて製作した場合にJIS規格を通すことが出来るシートという事になります。
1類、2類とつくと建築養生に使える強度のあるシートという事になります。
一言に「白防炎」と呼ぶなると、白で防炎があればいい。2類の強度も必要ない安価なシートという捉え方も出来ます。
一時的な荷物置き場で3日間シートを被せたい程度であればそれでも十分ですね。
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