保温と保冷の違いとは?シート・生地で温度を保つ仕組みと使い分け

公開日:2023年4月5日 / 更新日:2026年6月2日
保温と保冷の違い|熱の流出を防ぐか、侵入を防ぐか
保温と保冷の違いは「熱の方向」です。保温は物体や空間からの熱の流出を防ぎ、保冷は外部からの熱の侵入を防ぎます。両者とも「温度を一定に保つ」目的は共通ですが、熱が温かい方から冷たい方へ流れる性質を踏まえ、抑える方向が逆になります。保温は、物体や空間の温度を保つために、外部への熱の流出を防ぐことを意味します。
温かいスープを保温性能のある生地でしっかり囲う事で、温度が外へ逃げて下がる事を防ぎます。
保冷は、物体や空間の温度を保つために、外部からの熱の侵入を防ぐことを意味します。
冷たいジュースを保冷性能のある生地でしっかり囲う事で、外からの熱が伝わる事を防ぎます。
保温・保冷を高める仕組み|熱伝導率と空気層
どちらも方法としては、間仕切をすることで一定の効果があり、熱伝導率を下げることで更に向上させる事ができます。熱伝導率が低い素材は、熱を伝えにくく、物体や空間の温度を一定に保つことができます。
空気がの熱伝導率が比較的低いため、単純にシート層+空気層を作る事で保温効果、保冷効果を高める事が出来ます。
断熱材や遮熱材を組み合わせた応用例として、宅配サービスの配達員が背負う保温・保冷バッグがあります。シート層と空気層、断熱層を多層化することで、温度維持性能を大きく高められます。なお遮熱については日照と日射の記事で太陽光由来の熱の扱いを解説しています。
断熱の仕組みとは?空気層で熱の移動を防ぐメカニズムと省エネ効果



