高い保温・保冷効果に!複合シートの構造(布団の原理)と選び方

公開日:2023年5月11日 / 更新日:2026年6月23日
「複合シート」とは、単一の素材ではなく、複数の機能性シート(防炎、断熱、保温など)を層状に組み合わせ、ミシンや超音波でつなぎ合わせて1枚のシートとして扱う製品のことです。
導入のメリットと、気を付けるべき注意点は以下の通りです。
- ・最大のメリット(課題解決力): 「お布団(布/羽毛/布)」のように各素材の得意分野を掛け合わせることで、1枚のシートでは対応しきれないシビアな保温・保冷や、複雑な現場の課題を解決できます。
- ・【注意点1】認定やSDSの扱い: 構成している「各素材」は防炎認定やSDS(安全データシート)を取得していても、組み合わせた「複合シート全体」としての認定は取得していないケースが多い点に注意が必要です。
- ・【注意点2】加工の難易度: 複数の生地を重ねて分厚くなっているため、端部の処理に手間がかかったり、小さすぎる製品への加工が難しいというデメリットがあります。
お客さんから『工場内で使うカバーで、ものすごく高い保温性(保冷性)が欲しい』って相談されたんだけど、1枚の普通のシートだけだとどうしても限界があるよね。何かいい提案はないかな?
なるほど・・・理解しました。そういう時は、複数の機能を持った生地を重ねて1枚にする『複合シート』の出番です!イメージとしては冬場に使う『お布団』と同じで、それぞれの素材の長所を組み合わせて弱点を補うことができるんです。専門家のプロとして、単体シートにはない圧倒的な解決力と、導入時に必ず気をつけたい『防炎認定』などの注意点をご説明しますね!
この記事のポイント
- 機能性素材の多層構造
- 「組み合わせる」という別のアプローチ
- 認定や加工
複合シートとは
保温や保冷の間仕切やカバー、ボックスとして使用するのにおススメさせていただくシートに多層構成の複合シートがあります。シート単体ではなく、いくつかのシートを組み合わせて出来たシートとなります。
複合シートは複数の機能性シートを層にして1枚のシートして扱った生地となります。
それぞれの機能性の得意分野を組わせたり、弱点を補うような構成にすることでより広い用途や、より問題対策へ解決と繋がる特徴を得る事ができます。
布団をイメージ
身近なところだとお布団をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。保温層である綿や羽毛をそのまま布団として、体に掛ける大変な事になります。
また肌触りのよい生地を1~2枚かけてもきっと寒いという事が想像できると思います。
構成としては布/羽毛/布の層となり、1枚のシートとなっています。
注意点
万能の様な複合シートの気を付けなければいけない点もあり『防炎や難燃素材を使用して構成されている。』という点です。各々としては認定を取得しているが、複合シートとしては取得していないや、SDS(安全データシート)についても各素材としてはあるが複合シートとしては無い事が多い点です。
また別々の素材をミシンや超音波で組み合わせている為、端部の処理や、製品加工する際の手間や厚みがある分あまり小さいものの加工が難しい点があります。
ただ通常では対策が難しい問題に対して、提案と対応がしやすいという大きなメリットがあります。
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